学術集会の目的と開催意義

　

15回日本心臓リハビリテーション学会学術集会を2009年7月18日・19日に東京（有明）において開催いたします。伝統ある本学会を主催させていただきます事を大変光栄に存じております。　
　今、日本の医療は大きな変革期にあります。ライフスタイル改善を含めた包括的医療としての心臓リハビリテーション学の役割は益々大きくなって参ります。医療者側では各種職種の分担とチーム作りの立案、各種職種の教育カリキュラムの作成と実施、専門施設の普及と技術の向上など、また社会的にも医療保険における正当な組み入れなどの多くの課題があります。
　今回の学術集会は「医学そして医療としての心臓リハビリテーション」をメインテーマとしております。すなわち臨床での経験を基礎的学問にフィードバックし、実地の経験的体系に学問的裏付けを与えることで、心臓リハビリテーションをより精度の高い効果的な医療サービスとして完成させることを意図しております。そのために、米国ならびにヨーロッパからのエキスパートも複数名招聘する予定です。同時に、諸外国の経験に学び、広く普及させるための戦略を策定することも重要です。
　一方、包括的心臓リハビリテーションを実施するにあたり、他分野の知識や技術を活用することは必要不可欠です。そこで、関係諸団体の協力を得て、多くの共催セッションを予定しました。また、心臓リハビリテーションが普及するためには、一般市民への啓発も重要と考え、各種公開セッションや市民参加イベントも企画しております。
　多くの皆様方のご参加を期待すると同時に、関係各位のご協力をいただき、本学術集会が実り多いものになることを願っております。学術集会だけでなく、夏のお台場も楽しんでいただければ幸いです。

【事務局長】
長山雅俊　(財)日本心臓血圧研究振興会附属榊原記念病院

【Faculty】
A.Cohen-Solal 安達仁　池亀俊美　石原俊一　大宮一人　角口亜希子　神田浩太郎　佐藤真治　高橋哲也　長谷川恵美子　福間長知　前田知子　牧田茂　吉田俊子　山口悦子

【協力団体】
日本リハビリテーション医学会　日本循環器看護学会　日本理学療法士協会　NPO法人ジャパンハートクラブ　NPO法人日本メディカルパーソナルサポート協会　日本呼吸器学会　日本ノルディックウォーキング協会　血管運動療法研究会

【運営事務局】
株式会社コンパス